自分の味方ノート

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3年目12

個別中3必修第12回

受験勉強とうまく付き合う

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この回のねらい

模試や成績が伸びない時期があっても、行ったり来たりしながら進むものだと知る。勉強中の「責める声」を「コーチの声」に言いかえ、次の小さな作戦を決める。人とくらべず前の自分とくらべること、休むことも作戦のうちだと知る。点数を上げる方法は扱わない。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを4つまで選んで、数字をつけよう。」この回は中3必修の回です。

2今日の場面

「12月、模試の結果が下がったソラの場面です。ソラが自分に言っている言葉に注目しよう。」

3考える

「ソラの責める声はどれかな。」(自分だけだめ、寝ないで勉強しなきゃ、など)見つけたら、2年目第6回を思い出して、コーチの声に言いかえます。「成績は、まっすぐ上がるとは限らず、行ったり来たりすることがよくあります。くらべるのは友だちではなく、前の自分。リスニングが聞き取りにくいのは、聞こえにくさのためで、ソラのせいではありません。それに、聞こえにくい人は、聞き取るために多くの力を使うので、授業やリスニングのあとにつかれやすくなります(聞こえづかれ)。うとうとしてしまうのは、なまけではありません。」2問目では、1年目第9回の「ほっとすることリスト」から休み方を1つ選び、1週間の小さな作戦(例:リスニングは1日10分まで、夜は○時までに寝る)を決めます。

4自分にかける一言

「受験勉強をがんばる自分に、一言かけよう。」

つまずいたときの声かけ

  • 勉強法や点数の上げ方の相談になったとき:その相談は教科の先生や担任と行うことにし、この時間は「勉強がつらいときの自分との付き合い方」に集中します。
  • 睡眠を大きくけずっている、食事をぬいている様子のとき:保護者・担任・養護教諭と共有します。
  • 「消えたい」「もう無理」など、追いつめられた言葉や、自分を傷つける様子があったとき:その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。
  • 短縮ルートで「責める声」「コーチの声」「ほっとすることリスト」をまだ扱っていないとき:責める声は「自分をきびしく責める心の中の言葉」、コーチの声は「友だちを応援するときの言い方で、自分に言う声」と一言説明します。ほっとすることは、その場で2〜3個挙げます。
  • リスニングの負担が大きいとき:受験のときの配慮(別室、音量の調整など)を申請できる場合があることを伝え、担任・進路指導の先生と確認します(3年目第9回を参照)。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

英語のリスニング試験の配慮や、授業・模試での配慮については、セルフアドボカシーの学習と担任の進路指導で扱います。

セルフアドボカシーのサイトを開く(別のタブ)

次の回へのつなぎ

「前回は、受験勉強とうまく付き合う作戦を立てました。1週間の小さな作戦は、どうだったかな。できなかった日があっても大丈夫。」