自分の味方ノート

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3年目7

個別第7回

配慮が受け入れられなかったとき

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この回のねらい

お願いした配慮が受け入れられないことがあると知る。そのときに「お願いした自分がまちがっていた」と自分を責めず、理由を確かめたり、相談できる人に話したりしてよいと思えるようにする。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを4つまで選んで、数字をつけよう。」

2今日の場面

「塾の先生にお願いをしたけれど、受け入れてもらえなかったソラの場面です。」

3考える

「ソラのお願いは、わがままだったかな。」生徒の考えを聞いたうえで、「説明を文字でも示してもらうのは、ほかの人と同じように学ぶための調整です。わがままではありません。説明が聞き取りにくいのは、ソラのせいではありません」と伝えます。2問目では、コーチの声のあとに、相談先(家族、学校の担任、難聴学級の先生、塾の別の先生や責任者 など)と、次の方法(理由を聞く、別の配慮を提案する など)を考えます。

4自分にかける一言

「お願いが受け入れられなかった日の自分に、一言かけよう。」

つまずいたときの声かけ

  • 「もう二度とお願いしない」と言ったとき:その気持ちを受け止めます。そのうえで、お願いする相手や方法を変えるだけでよい場合もあると伝えます。
  • 相手への怒りが強いとき:怒りも自然な気持ちとして名前と数字をつけ、2年目第4回の足の裏・椅子の方法で落ちついてから考えます。
  • 実際に、学校の外で配慮を断られて困っていると分かったとき:保護者と共有します。2024年4月から、改正障害者差別解消法により、民間の事業者にも合理的配慮の提供が義務づけられています(本人からの申し出をもとに、負担が重すぎない範囲で、話し合いながら決めるものです)。制度にかかわる対応は、保護者・担任・管理職と相談して進めます。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

配慮を断られたときの次の一手(理由を聞く、代わりの方法を提案する、相談先に話す)は、セルフアドボカシーの実践的な学習で扱えます。

セルフアドボカシーのサイトを開く(別のタブ)

次の回へのつなぎ

「前回は、配慮が受け入れられなかったときのことを考えました。断られても、お願いしたことはまちがっていない。覚えているかな。」