自分の味方ノート

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3年目6

個別中3必修第6回

進路を選ぶ:自分に必要なものは?

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この回のねらい

「今の自分に何が必要?」と自分に問いかけて、進路選びに生かす。行きたい・やりたいという気持ちに加えて、聞こえの支援も、自分を守るために大事な条件だと知る。まわりの意見と自分の気持ちを分けて考え、迷う気持ちを責めずに受け止める。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを4つまで選んで、数字をつけよう。」この回は中3必修の回です。学校の進路指導の時期(見学・志望校の相談)に合わせて行います。

2今日の場面

「2つの高校を見学したソラの場面です。どちらがよいかではなく、ソラの気持ちに注目して読もう。」

3考える

「ソラは、どんな気持ちの間で迷っているかな。」(Aに行きたい気持ち、支援がほしい気持ち、家族の期待にこたえたい気持ち など)気持ちに数字をつけたら、「どれも本当の気持ちだね。迷うのは、真剣に考えているしるしです」と伝えます。2問目では、「今の自分に何が必要?」と問いかけ、大切にしたい条件を書き出します。「聞こえにくさがあることは、自分のせいではありません。通常の学級で配慮を受けながら学ぶ、通級を使う、聴覚特別支援学校(ろう学校)の高等部で学ぶ。どれも、自分に合う学び方を選ぶことです。どの学校でも、配慮をお願いすることはできます。正しい答えは1つではありません。」

4自分にかける一言

「進路に迷っている自分に、一言かけよう。今日書いたことは、担任の先生や家族と進路を話し合うときに使えます。」

つまずいたときの声かけ

  • 先生の意見を求められたとき:特定の進路をすすめず、生徒が書き出した条件をいっしょに整理します。最終的な進路の相談は、担任・保護者との面談で行います。
  • 家族の期待と自分の希望がちがって苦しそうなとき:その気持ちにも名前と数字をつけて受け止めます。必要に応じて、担任と共有し、三者面談などで本人の気持ちを伝えられるよう支えます。
  • 学校ごとの支援の内容を知りたがったとき:調べ方(学校見学での質問、説明会、進路指導の先生への相談)を紹介します。くわしい情報の扱いは、担任の進路指導とセルフアドボカシーの時間に任せます。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

高校見学や説明会で、支援の体制について質問する練習は、セルフアドボカシーの時間に行えます。高校の通常の学級、通級による指導、聴覚特別支援学校(ろう学校)高等部など、さまざまな学び方があることも、担任の進路指導とあわせて扱います。

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次の回へのつなぎ

「前回は、進路を選ぶときに自分に必要なものを考えました。書き出したことを、家族や担任の先生と話せたかな。」