自分の味方ノート

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3年目3

個別第3回

自分を守るって、どういうこと?

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この回のねらい

自分を守るとは、自分の困りごとを放っておかないことだと知る。がまんしすぎると心も体もすりへることに気づき、「困っている」「いやだ」と感じてよく、それを伝えてよいと思えるようにする。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを4つまで選んで、数字をつけよう。」

2今日の場面

「合唱の練習で困っているソラの場面です。ソラが最後に思ったことに注目しよう。」

3考える

「『自分ががまんすればいい』は、ソラを守っているかな。」生徒の考えを聞いたうえで、「がまんすると、その場はやりすごせるけれど、困りごとは残ったままです。後ろの列で伴奏が聞き取りにくいのは、聞こえにくさと席の位置というまわりの条件が重なっているから。ソラのせいではありません」と伝えます。2問目では、できること(前の列で練習したいと伝える、楽譜に印をつけてもらう、パートリーダーより先に音楽の先生に相談する など)を挙げます。

4自分にかける一言

「がまんしそうな自分に、一言かけよう。」

つまずいたときの声かけ

  • 「がまんするのが大人」と言ったとき:がまんが必要な場面もあることは認めたうえで、聞こえの困りごとは、がまんでは解決しにくいことを伝えます。
  • 「言うと、みんなに迷惑がかかる」と言ったとき:前の列に移るなど、少しの調整でみんなが練習しやすくなることもあると伝えます。
  • がまんが続いて、つかれや体調の変化が見られるとき:担任・養護教諭と様子を共有します。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

合唱や音楽の授業は、席の位置、楽譜への書きこみ、伴奏の音量など、配慮をお願いできることが多い場面です。セルフアドボカシーの時間に、伝える相手と伝え方を一緒に考えます。

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次の回へのつなぎ

「前回は、自分を守るとはどういうことかを考えました。困りごとを放っておかずにすんだ場面はあったかな。」