自分の味方ノート

この画面は記録を残しません。閉じたり読みこみ直したりすると、入力は消えます。記録はワークシートに書きます。

2年目11

個別第11回

気持ちを伝える言葉

ワークシート(Word)をダウンロード

この回のねらい

気持ちを「気持ち+強さ+してほしいこと」の形で人に伝える方法を知る。気持ちを伝えることが、必要な配慮を伝えることにつながると知る。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを4つまで選んで、数字をつけよう。今日は、この気持ちを人に伝える練習をします。」

2今日の場面

「理科の実験で困ったソラの場面です。ソラが班の人に言った言葉に注目しよう。」

3考える

「ソラの伝え方を3つに分けてみよう。気持ちは『不安』、強さは『70くらい』、してほしいことは『紙に書いてもらう』だね。」続けて、「何人も同時に話していたら、手順が分からないのは当たり前。ソラのせいではありません。そういうときに、気持ちとしてほしいことをセットで伝えると、相手は何をすればよいか分かります」と伝えます。2問目では、自分がよく困る場面で文を作ります。数字を言うのが照れくさければ、「ちょっと」「かなり」でもよいと伝えます。

4自分にかける一言

「気持ちを伝えようとした自分に、一言かけよう。今日は文を作るだけで十分です。実際に伝える練習は、セルフアドボカシーの時間に行います。」

つまずいたときの声かけ

  • 数字を人に言うのは変だと言ったとき:数字は自分の中の目安なので、人に言うときは「ちょっと」「かなり」「すごく」でかまいません。
  • 「してほしいこと」が思いつかないとき:1年目第3回の「まわりの条件」を思い出し、どの条件を変えてもらえると楽になるかを考えます。
  • 伝える勇気が出ないと言ったとき:その気持ちを受け止めます。伝えるかどうかは本人が決めてよいこと、まずは文を持っておくだけでも力になることを伝えます。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

この回は、セルフコンパッションからセルフアドボカシーへの橋の回です。「気持ち+強さ+してほしいこと」の文は、そのまま配慮の伝え方の練習に使えます。同じ日の残りの時間につなげるのがおすすめです。

セルフアドボカシーのサイトを開く(別のタブ)

次の回へのつなぎ

「前回は、『気持ち+強さ+してほしいこと』で伝える文を作りました。使ってみた場面はあったかな。使えなくても大丈夫だよ。」