自分の味方ノート

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2年目10

グループ第10回

先輩・後輩に伝えたいこと

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この回のねらい

学年をこえて、聞こえで困ったときの工夫や、自分にかけている言葉を伝え合う。自分の経験を伝えることで工夫に自信を持ち、仲間の工夫から学ぶ。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

はじめに、グループの回の約束を伝えます。「ここで見たこと・聞いたことは、ここだけにします。見せるのは、自分で選んだところだけでいいよ。人とはくらべません。」続けて、「1人ずつ、今の気持ちに名前と数字をつけよう。」

2今日の場面

「先輩が、1年目のころの工夫を話してくれた場面です。」

3考える

話すのは1人ずつにし、おたがいの顔(口元)が見えるように座ります。出た工夫は、ホワイトボードか付せんに書いて、目で見て分かるようにします。「聞こえで困ったときに役立った工夫や、自分にかけている言葉を1つ書こう。」先輩の聞き返しの話にふれ、「聞き返せなかったことがあっても、それは聞こえにくさのためで、自分のせいではありません。そのうえで、みんなが見つけてきた工夫を伝え合おう」と伝えます。上の学年の生徒には、下の学年の生徒が分かるように伝える役をお願いします。2問目では、まねしてみたい工夫を1つ選びます。

4自分にかける一言

「工夫を伝えた自分に、一言かけよう。」

1人で行うときは

人数がそろわないときは、1年前の自分に伝えるつもりで、役立った工夫を書きます。先生は、ほかの難聴の先輩がよく使う工夫の例(あとで確かめる、メモをもらう、座る位置を選ぶ など)を示し、まねしてみたいものを選ばせます。

グループの回は、見せ合う時間をとるため、選べる気持ちの数を個別の回より少なくしています。

つまずいたときの声かけ

  • 役立った工夫が思いつかないとき:1年目・2年目のワークシートを見返し、自分にかけた一言から選んでもよいと伝えます。
  • 上の学年の生徒が、えらそうな言い方になったとき:「自分はこうしたら楽になった」という、自分の体験として話すように声をかけます。
  • 具体的な人の名前や、いじめにつながる内容が出たとき:その場ではくわしく扱わず、あとで個別に話を聞きます。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

先輩・後輩で伝え合った工夫は、セルフアドボカシーの学習で「自分に合う配慮」を考えるヒントになります。

セルフアドボカシーのサイトを開く(別のタブ)

次の回へのつなぎ

「前回は、学年をこえて工夫を伝え合いました。まねしてみた工夫はあったかな。」