自分の味方ノート

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2年目9

個別第9回

新しい場面の不安と向き合う

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この回のねらい

職場体験や宿泊行事など、新しい場面の前の不安を数字で表す。聞き取りにくくなりそうな「まわりの条件」を予想し、前もって準備できることや、お願いできることを考える。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日から、気持ちを4つまで選べます。今の気持ちに名前と数字をつけよう。」この回は、職場体験・宿泊行事など、学校の行事予定に合わせて、行事の2〜4週間前に行います。

2今日の場面

「職場体験の前のソラです。不安とわくわく、両方の数字に注目しよう。」

3考える

「お店で、聞き取りにくくなりそうな条件を予想しよう。」(店内放送や音楽、レジの音、マスク、お客さんが横や後ろから話しかける、など)。「こんなに条件があったら、聞き取れないことがあっても当たり前だね。聞き取れなかったとしても、ソラのせいではありません。」2問目では、準備できること(体験先の人に聞こえのことを伝えておく、よく使う言葉を前もって聞いておく、メモ帳を持つ、困ったときの合図を決める など)を考えます。最後に、もう一度不安の数字をつけて、準備を考える前とくらべます。

4自分にかける一言

「新しい場面に向かう自分に、一言かけよう。」

つまずいたときの声かけ

  • 不安が強くて考えが進まないとき:第4回の足の裏・椅子の方法で、少し落ちついてから続けます。
  • 準備することが多すぎて、かえって不安になったとき:「いちばん大事な1つ」だけを選びます。
  • 体験先や行事の担当者に伝えることが決まったとき:だれが、いつ、どう伝えるかを、本人の気持ちを確かめたうえで、担任や行事の担当の先生と相談します。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

職場体験先や宿泊行事での配慮は、事前に伝えておくことが大切です。伝えたいことをまとめたメモ(サポートカード)を作る練習を、セルフアドボカシーの時間に行えます。

セルフアドボカシーのサイトを開く(別のタブ)

次の回へのつなぎ

「前回は、新しい場面の前の不安と、準備できることを考えました。行事はどうだった? 準備したことは役に立ったかな。」