自分の味方ノート

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2年目8

個別第8回

「こうあるべき」と戦わない

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この回は、年度の中間の自己チェックの時期です。自分とのつきあい方チェックを開く(別のタブ)

この回のねらい

「ちゃんと聞かなきゃいけない」「聞き返しちゃいけない」のように、「こうあるべき」と思うほど苦しさが増えることに気づく。今の自分の状態をそのまま受け止め、そのうえでできることを考えられるようにする。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを3つまで選んで、数字をつけよう。」この回は年度の中間の自己チェックの時期です。別の時間に自己チェックを行い、年度はじめとくらべます。

2今日の場面

「補聴器の電池が切れそうになったソラの場面です。ソラが心の中で自分に言っていることに注目しよう。」

3考える

「ソラの『〜なきゃいけない』『だめだ』は、どこにあったかな。その考えで、ソラは楽になった?」苦しくなったことを確かめたら、「『こうあるべき』と思うほど、今の自分と戦うことになって、苦しさが大きくなります」と伝えます。続けて、「電池が切れそうで聞こえにくいのは、ソラのせいではありません。受け止めるのは、あきらめることではなく、次に何をするかを考えるための出発点です」と伝えます。2問目では、できたことを挙げます(先生に電池のことを伝える、予備の電池を使う、となりの人にノートを見せてもらう、あとで先生に確かめる など)。

4自分にかける一言

「『こうあるべき』と戦っている自分に、一言かけよう。」

つまずいたときの声かけ

  • 「受け止める=あきらめる」と言ったとき:受け止めるのは、今の状態を正しく知ることで、そこからできることを選ぶためだと伝えます。
  • 「先生に言うのは目立つ」と言ったとき:その気持ちを受け止め、授業のあとに伝える、紙に書いて渡す、など目立たない方法もあることを伝えます。
  • 補聴器や人工内耳のトラブルが多いと分かったとき:保護者や聴覚の専門機関と、機器の状態や予備の準備について確認します。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

補聴器・人工内耳の電池切れや故障は、すぐに先生へ伝えてよい場面です。伝え方(合図を決めておく、カードを見せる など)を、セルフアドボカシーの時間に決めておくと安心です。

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次の回へのつなぎ

「前回は、『こうあるべき』と戦わずに、今の自分を受け止めることを考えました。『今はこうなんだ』と思えた場面はあったかな。」