自分の味方ノート

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2年目7

個別第7回

責める声は何を守ろうとしている?

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この回のねらい

自分を責める声は、「失敗したくない」「置いていかれたくない」という気持ちから、自分を守ろうとして出てくることがあると知る。責める声を追いはらうのではなく、その奥の気持ちを受け止めてから、コーチの声に言いかえられるようにする。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを3つまで選んで、数字をつけよう。」

2今日の場面

「今日は、ソラが『責める声』について考えている場面です。」

3考える

「ソラの責める声の奥には、どんな気持ちがあったかな。」『置いていかれたくない』『笑われたくない』に気づけたら、「責める声は、いじわるをしているのではなく、失敗やいやな思いから自分を守ろうとして、きびしくなっていることがあります」と伝えます。そのうえで、「聞こえにくさで置いていかれそうになるのは、ソラのせいではありません。だから、責める声に従わなくていいんです」とはっきり伝えます。2問目では、①奥の気持ちを見つける、②「そう思うのは当然だよ」と受け止める、③コーチの声で言いなおす、の3つの順で書きます。

4自分にかける一言

「責める声の奥の気持ちに、一言かけよう。」

つまずいたときの声かけ

  • 責める声が、だれかに実際に言われた言葉と同じだと分かったとき:深く聞き出さず、「その言葉を言われたのは、つらかったね」と受け止めます。その場合は「責める声は守ろうとしている」とは言わず、「言った人の言葉が正しいわけではない」と伝えます。家庭などで今も続いている様子があれば、1人でかかえず、管理職・養護教諭に共有し、学校の手順に従って対応します。必要に応じて、つらい記憶が出たときの対応にうつります。
  • 奥の気持ちが分からないとき:「その声がなかったら、何が起きると思う?」と聞くと、守ろうとしているものが見えやすくなります。
  • 「責める声は役に立つから必要」と言ったとき:がんばろうとする気持ちは大切にしたうえで、同じがんばりを、きびしい言葉ではなくコーチの声でも引き出せると伝えます。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

この回は、セルフアドボカシー教材とのつながりはありません。

次の回へのつなぎ

「前回は、責める声の奥にある気持ちを考えました。責める声が出てきたとき、『守ろうとしてくれているんだね』と思えた場面はあったかな。」