自分の味方ノート

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2年目6

個別第6回

責める声とコーチの声

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この回のねらい

同じ失敗に対して、自分を責める声と、応援するコーチの声の2つの言葉を書いてくらべる。コーチの声のほうが、次に進む力になることに気づき、自分の中にコーチの声を育て始める。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを3つまで選んで、数字をつけよう。」

2今日の場面

「部活の練習試合の場面です。ソラの心の中の声と、コーチの言葉の両方に注目して読もう。」

3考える

「責める声とコーチの言葉、聞いたあとに次にがんばれそうなのはどっちかな。」くらべたら、「責める声は『だめだ』で終わってしまうけれど、コーチの声は『次はこうしよう』につながるね」とまとめます。続けて、「よびかけの声に気づかなかったのは、聞こえにくさがあるから。ソラのせいではありません。だからコーチは、目で見える『手の合図』という方法を出してくれたんだね」と伝えます。2問目では、自分の最近の出来事で、2つの声を書きます。

4自分にかける一言

「自分の中のコーチになって、一言かけよう。1年目の合言葉は『落ちつくための言葉』、コーチの声は『次に進むための言葉』です。両方使っていいよ。」

つまずいたときの声かけ

  • コーチの声が思いつかないとき:「本物のコーチや先生なら、何て言いそう?」と、身近な応援してくれる人を思いうかべさせます。
  • コーチの声が「もっとがんばれ」ばかりになったとき:はげますだけでなく、「次はこうしよう」という具体的な作戦を入れるのがコツだと伝えます。
  • 部活で、声のよびかけに気づけず困っていると話したとき:手の合図やホワイトボードを使ってもらう配慮をお願いできることを伝えます(下の「セルフアドボカシー教材とのつながり」を参照)。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

部活では、声のよびかけのかわりに手の合図を決める、作戦をホワイトボードで示す、などの配慮をお願いできます。顧問の先生への伝え方を、セルフアドボカシーの時間に練習できます。

セルフアドボカシーのサイトを開く(別のタブ)

次の回へのつなぎ

「前回は、責める声とコーチの声をくらべました。この2〜3週間で、コーチの声を使えた場面はあったかな。」