自分の味方ノート

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2年目4

個別第4回

安心モードに切りかえる

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この回のねらい

危険モードになったとき、足の裏が床についている感じや、椅子に座っている感じに注意を向けることで、体と気持ちを落ちつける方法を知る。実際に試し、前後の気持ちの数字をくらべる。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを3つまで選んで、数字をつけよう。この数字は、あとでもう一度つけてくらべます。」

2今日の場面

「前の回と同じ、発表の前のソラです。今日のソラは、ある方法を試しています。」短縮ルートの生徒には、「発表の前に、ドキドキしているソラです」と説明して始めます。

3考える

1問目でソラの方法を確かめたら、2問目で実際にやってみます。先生も一緒に行います。「目は開けたままでいいよ。まず、足の裏を床にぺったりつけて、床に支えられている感じを確かめよう。かかとや、足の指のあたりはどうかな。」(10秒ほど待ちます)「次は、おしりと背中が椅子にふれている感じ。椅子が体を受け止めてくれているね。」(10秒ほど待ちます)終わったら、もう一度気持ちに数字をつけて、前とくらべます。補助の方法として、手をこすって温める、ゆっくり5まで数える、も紹介します。

4自分にかける一言

「安心モードに近づいた自分に、一言かけよう。この方法は、授業中でもテストの前でも、座ったままできるよ。」

つまずいたときの声かけ

  • 「何も感じない」と言ったとき:足の指を少し動かす、かかとで床を軽くおす、と動きを加えると感じやすくなります。
  • 照れくさそうにしているとき:だれにも気づかれずにできる方法であること、目を閉じたり声を出したりしなくてよいことを伝えます。
  • とちゅうで気分が悪くなったり、かえって不安が強くなったりしたとき:いつでもやめてよいと伝えます。そのときは、部屋の中の物を目で見る、手をこするなどに切りかえます。
  • 数字が変わらなかったとき:変わらない日もあると伝えます。何度か練習すると、少しずつやりやすくなります。ほかの補助の方法を試してもかまいません。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

この回は、セルフアドボカシー教材とのつながりはありません。

次の回へのつなぎ

「前回は、足の裏と椅子の感じで安心モードに近づく練習をしました。この2〜3週間で、使えた場面はあったかな。今日も最初に、もう一度やってみよう。」