自分の味方ノート

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2年目3

個別第3回

体は危険を知らせている

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この回のねらい

不安を感じたり、自分を責めたりしたとき、体は身を守るための「危険モード」になり、力が入る・にげたくなる・かたまるといった反応が起きることを知る。体の反応に気づくことが、気持ちを整える第一歩になると知る。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを3つまで選んで、数字をつけよう。今日は、気持ちと体のつながりを考えます。」

2今日の場面

「発表の前のソラです。気持ちだけでなく、ソラの体に起きていることにも注目して読もう。」

3考える

「ソラの体には、どんなことが起きていたかな。」ドキドキ・手の汗・肩の力・にげたい気持ちを挙げたら、図を見せます。「人の体は、危ないと感じると、たたかう・にげる・かたまるのどれかで身を守ろうとします。自分を責めているときにも、体はこのモードになりやすいんです。」続けて、「質問が聞き取れなかったらと不安になるのは、自然なことです。もし聞き取れなかったとしても、それはソラのせいではありません」と伝えます。2問目では、自分の体の反応を挙げます。

4自分にかける一言

体の反応を思い出したあとなので、終わる前に落ちつく時間をとります。1年目の「ほっとすることリスト」を見返し、今日できそうなことを1つ選んで、気持ちの数字をもう一度つけます。数字が少し下がってから終えます。そのうえで、「危険モードになった体に、一言かけよう。次の回で、安心モードに切りかえる方法を練習します」と伝えます。

つまずいたときの声かけ

  • 自分の体の反応が分からないとき:「胸」「おなか」「肩」「手」「顔」など、体の場所を示して選ぶ形にします。
  • 体の反応がこわいと言ったとき:危険モードは、体が自分を守ろうとする自然なはたらきで、悪いことではないと伝えます。次の回で落ちつく方法を練習することも伝えます。
  • 授業中に、息苦しさや強いドキドキが出たとき:活動をすぐに止めます。部屋の中の物を1つずつ目で見る、手のひらをこするなど、目に見える物や手の感覚に注意を移します。おさまらないときは、養護教諭に連絡します。
  • 強い反応(息が苦しくなる、何度も気分が悪くなる など)が日常的に起きている様子のとき:養護教諭や保護者と情報を共有し、必要に応じて専門の相談につなぎます。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

発表での質問が聞き取れないかもしれない不安は、質問を紙に書いてもらう、司会がくり返して言う、などの配慮で軽くできます。発表の前に伝える練習を、セルフアドボカシーの時間に行えます。

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次の回へのつなぎ

「前回は、体の危険モードについて学びました。この2〜3週間で、体がドキドキしたり、かたまったりした場面はあったかな。」