自分の味方ノート

この画面は記録を残しません。閉じたり読みこみ直したりすると、入力は消えます。記録はワークシートに書きます。

1年目10

グループ第10回

困った場面を持ち寄る

ワークシート(Word)をダウンロード

この回のねらい

聞こえにくさで困る場面を仲間といっしょに考える。「まわりの条件」を見つけること、困っている人にやさしい言葉をかけることを、これまでの学びを使って練習する。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

はじめに、グループの回の約束を伝えます。「ここで見たこと・聞いたことは、ここだけにします。見せるのは、自分で選んだところだけでいいよ。人とはくらべません。」続けて、「1人ずつ、今の気持ちに名前と数字をつけよう。見せたくなければ、見せなくていいよ。」

2今日の場面

「今日は3つの場面カードを使います。どれも、聞こえにくさがあると困りやすい場面です。」カードを1枚ずつ読みます。

3考える

「1つ選んで、まわりの条件をさがそう。」場面の下の図(第3回と同じ図)を指して、「聞き取りにくさは、自分のこととまわりの条件が重なって起きるんだったね。どの場面でも、聞こえないのは、ソラのせいではありません」と確かめます。条件が出そろったら、2問目で「そこにいるソラに、何と声をかける?」「どんなことをお願いできそう?」と考えます。上の学年の生徒には、下の学年の生徒にヒントを出す役をお願いしてもよいです。

4自分にかける一言

「今日みんなで考えたことから、自分への一言を作ろう。」

1人で行うときは

人数がそろわないときは、3つの場面を1つずつ、先生と生徒でいっしょに考えます。先生が「自分ならこの場面でこう感じる」と先に話してみせると、生徒も話しやすくなります。時間が足りなければ、場面を1つにしぼってかまいません。

グループの回は、見せ合う時間をとるため、選べる気持ちの数を個別の回より少なくしています。

つまずいたときの声かけ

  • どの場面も「自分にはない」と言ったとき:「もし自分だったら」でかまいません。または、その生徒が実際に困った場面を4枚目のカードとして加えます。
  • お願いできることが思いつかないとき:「マイクの音量を調整してもらう」「前のほうの席にしてもらう」「話す前に名前を呼んでもらう」など、先生が例を示します。
  • 意見が出すぎて時間がなくなるとき:場面を1つにしぼり、「まわりの条件」と「かける言葉」の2つだけは必ず扱います。
  • 実際の出来事として、具体的な人の名前や、いじめにつながる内容が出たとき:その場ではくわしく扱わず、あとで個別に話を聞きます。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

全校集会や調理実習の場面は、セルフアドボカシーの配慮の伝え方の学習にそのままつなげられます。今日出た「お願いできそうなこと」を、残りの時間で伝え方の練習に使えます。

セルフアドボカシーのサイトを開く(別のタブ)

次の回へのつなぎ

「前回は、みんなで困った場面を考えました。まわりの条件とやさしい言葉、覚えているかな。」