自分の味方ノート

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1年目9

個別第9回

ほっとできることを集める

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この回のねらい

聞き取りに集中した日は、体も心もつかれやすいことを知る。つかれは、がんばった証拠だと受け止める。自分がほっとできることを集めて、つらい日に自分を助ける方法を持てるようにする。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを3つまで選んで、数字をつけよう。」「つかれた」を選んだときは、「何につかれたのかな」と軽く聞きます。

2今日の場面

「今日は、1日の終わりにぐったりしているソラの場面です。」

3考える

「ソラがつかれたのはなぜだろう。」『ずっと集中して聞き取っていたから』に気づけたら、次のように伝えます。「聞こえにくさがあると、話を聞き取るために、ほかの人よりたくさん集中しています。だから、つかれやすいのは当たり前です。つかれるのは、がんばった証拠です。つかれてしまうのも、聞こえないのも、ソラのせいではありません。」2問目では、ほっとすることを、学校でできること(水を飲む、窓の外を見る、少し目を休める、保健室で休む)と、家でできることに分けて書き出します。

4自分にかける一言

「つかれた日の自分に、一言かけよう。今日作ったリストは、つらい日に見返せるように取っておこう。」

つまずいたときの声かけ

  • ほっとすることが思いつかないとき:「やっていて時間を忘れること」「さわると気持ちいいもの」など、ヒントを出します。小さなことでかまいません。
  • ゲームや動画ばかりになったとき:それも大事なほっとする方法として認めたうえで、学校の中でできることも1つ考えるように声をかけます。
  • 毎日とてもつかれている様子のとき:座席の位置、休み時間のすごし方、補聴器などの調子など、聞こえの環境を担任や保護者と見直すきっかけにします。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

聞き取りによるつかれ(聞こえづかれ)は、まわりに伝えないと気づかれにくいものです。「つかれやすいこと」を伝える練習は、セルフアドボカシーの時間に行えます。

セルフアドボカシーのサイトを開く(別のタブ)

次の回へのつなぎ

「前回は、ほっとすることリストを作りました。この2〜3週間で、リストの中のことをやってみた日はあったかな。」