自分の味方ノート

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1年目6

個別第6回

気持ちはいくつも同時にある

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この回のねらい

1つの出来事に対して、いくつもの気持ちが同時にあってよいことを知る。気持ちを3つまで選び、それぞれの強さのちがいを数字で表せるようにする。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日から、気持ちを3つまで選べるようになります。1つでも2つでもいいよ。」数字をつけたら、「どれがいちばん強い?」と聞き、強さのちがいに目を向けさせます。

2今日の場面

「体育祭の前の日のソラです。ソラの心の中に、どんな気持ちがありそうか考えながら読もう。」

3考える

「ソラの気持ちを3つまで選んで、数字をつけてみよう。『わくわく』は『ほかの言葉も見る』を開くと出てくるよ。」たとえば「わくわく70・不安50」のような答えが出たら、「楽しみと不安、両方あるんだね」と言葉にします。2問目では、「心は1つの気持ちだけで、いっぱいになるわけじゃないんだよ。いくつもの気持ちが同時にあるのは、ふつうのことです」と伝えます。去年の出おくれにもふれ、「合図が音だけだったのは、まわりの条件だね。合図に気づけなかったのは、ソラのせいではないよ」と一言そえます。

4自分にかける一言

「いくつもの気持ちがある自分に、一言かけよう。どっちの気持ちも、追いはらわなくていいんだよ。」

つまずいたときの声かけ

  • 3つも選べないとき:無理に増やさなくてかまいません。1つの気持ちの数字を、場面の前と後で2回つけるだけでもよいです。
  • 「不安があるのはよくない」と言ったとき:不安は、うまくやりたい気持ちの裏返しでもあると伝えます。不安を消すことではなく、不安があっても大丈夫だと知ることが目標です。
  • スタートの合図の話から、自分の行事の困りごとが出たとき:合図を見える形にする配慮をお願いできることを伝えます(下の「セルフアドボカシー教材とのつながり」を参照)。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

運動会・体育祭のスタートの合図は、旗やライトなど、目で見える合図にしてもらう配慮をお願いできる場面です。行事の前に、セルフアドボカシーの時間で伝え方を練習できます。

セルフアドボカシーのサイトを開く(別のタブ)

次の回へのつなぎ

「前回は、気持ちがいくつも同時にあることを学びました。今日の気持ちも、3つまで選べます。いくつあるかな。」