この画面は記録を残しません。閉じたり読みこみ直したりすると、入力は消えます。記録はワークシートに書きます。
聞こえにくさによって困る場面を、学級の仲間と見せ合う。同じように困っている人がいることを知り、「つらいのは自分だけじゃない」と感じられるようにする。
そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。
はじめに、グループの回の約束を伝えます。「ここで見たこと・聞いたことは、ここだけにします。見せるのは、自分で選んだところだけでいいよ。人とはくらべません。くらべるのは、前の自分と今の自分です。」続けて、「まず1人ずつ、今の気持ちに名前と数字をつけよう。見せたくなければ、見せなくていいよ。」
「ソラが先輩と話した場面を読みます。ソラは最後に、どんな気持ちになったかな。」
「聞こえのことで『あるある』と思う場面を、1人1つずつ書いて見せ合います。」付せんや小さな紙に書き、机の上に並べます。先生も1枚出します(聞こえと関係のない困りごとでかまいません)。並んだら「同じものはあるかな」と問いかけ、学年がちがっても同じ場面で困っていることに目を向けさせます。最後に、「聞こえで困ることがあるのは、聞こえにくさとまわりの条件のためで、自分のせいではありません。だから、困りごとは見せ合っていいんです」と伝えます。
「今日感じたことを、自分への一言にしよう。」書いたカードは、授業のあとに本人に返します。
人数がそろわないときは、ソラと先輩の会話を読んだあと、先輩の困りごとと自分の困りごとをくらべます。先生は、班の話し合い、校内放送、マスクごしの会話など、難聴の中学生が困りやすい場面を例として示し、「同じものはある?」と聞きます。最後に、先生自身の困りごとも1つ話すと、「自分だけじゃない」が伝わりやすくなります。
グループの回は、見せ合う時間をとるため、選べる気持ちの数を個別の回より少なくしています。
自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。
この回は、セルフアドボカシー教材とのつながりはありません。
「前回は、仲間の『あるある』を見せ合いました。困っているのは自分だけじゃない、と感じた場面を思い出せるかな。」
今の気持ちに近い言葉を選んで、それぞれの強さを数字(0〜100)で表そう。
今日は 2 つまで選べます。正しい答えはありません。
ソラは、難聴学級で、同じように聞こえにくさのある先輩と話す時間がありました。
先輩は言いました。「班の話し合いが、いちばん苦手なんだよね。何人もいっぺんに話すと、もう分からなくなる。」
ソラはおどろきました。「自分だけじゃなかったんだ。」なんだか、肩の力が少しぬけた気がしました。
困っているのは、自分だけじゃない。
同じ思いをしている人がいると知ると、心が少し軽くなる。
今日、仲間の「あるある」を見て感じたことを、自分への一言にしよう。
聞こえないのは、自分のせいではない。 配慮をお願いするのは、自分を守るやさしさ。