この画面は記録を残しません。閉じたり読みこみ直したりすると、入力は消えます。記録はワークシートに書きます。
同じ出来事でも、友だちにはやさしい言葉をかけ、自分にはきびしい言葉をかけやすいことに気づく。友だちにかける言葉を自分にも向け、困ったときに使える「自分用のやさしい言葉」を1つ作る。
そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。
「今日も、今の気持ちを1つか2つ選んで、数字をつけよう。」第3回の大事な言葉「聞こえないのは、自分のせいじゃない」を、ここで一度いっしょに確かめます。
「今日は、ソラが友だちのミオをはげます場面です。ソラがミオに言ったことと、自分に言ったことの両方に注目して読もう。」
「ミオに言った言葉と、自分に言った言葉、何がちがうかな。」2つを並べて見せます。「同じテストで、同じように聞き取れなかったのに、ミオには『だめなわけじゃない』、自分には『だめだ』。ふしぎだよね。でも、これは多くの人に起きることです。それに、ソラには聞こえにくさがあるから、速い音声はなおさら聞き取りにくいよね。聞き取れなかったのは、ソラのせいではありません。」続けて、「ミオにかけたような言葉を、ソラ自身にかけるとしたら?」と問いかけます。
「今日は、これからも使える『自分用のやさしい言葉』を1つ作ります。困ったときに、自分にかけられる言葉です。例から選んでも、自分で作ってもいいよ。」
自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。
英語の聞き取りテストは、席の位置、スピーカーとのきょり、音声の文字化など、受け方の配慮を相談できる場面です。生徒から話が出たら、セルフアドボカシーの時間に、配慮の伝え方の学習へつなげます。
「前回は、自分用のやさしい言葉を作りました。この2〜3週間で、その言葉を使えた場面はあったかな。使えなくても大丈夫。今日もう一度思い出そう。」
今の気持ちに近い言葉を選んで、それぞれの強さを数字(0〜100)で表そう。
今日は 2 つまで選べます。正しい答えはありません。
放課後、同じクラスのミオが落ちこんでいました。英語の小テストで、聞き取りの問題がほとんどできなかったそうです。
ソラは「あの音声、速かったよね。ミオがだめなわけじゃないよ」と声をかけました。ミオは、少しほっとした顔になりました。
帰り道、ソラは、自分も同じテストで聞き取れなかったことを思い出しました。心の中では「やっぱり自分はだめだ」と言っていました。
同じことが起きても、友だちにはやさしく、自分にはきびしくなりやすい。
友だちにかける言葉を、自分にもかけていい。それが「自分の味方になる」ということ。
自分用の「やさしい言葉」を1つ作ろう。困ったときに、自分にかけられる言葉です。
聞こえないのは、自分のせいではない。 配慮をお願いするのは、自分を守るやさしさ。