自分の味方ノート

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1年目4

個別第4回

友だちにかける言葉、自分にかける言葉

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この回のねらい

同じ出来事でも、友だちにはやさしい言葉をかけ、自分にはきびしい言葉をかけやすいことに気づく。友だちにかける言葉を自分にも向け、困ったときに使える「自分用のやさしい言葉」を1つ作る。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日も、今の気持ちを1つか2つ選んで、数字をつけよう。」第3回の大事な言葉「聞こえないのは、自分のせいじゃない」を、ここで一度いっしょに確かめます。

2今日の場面

「今日は、ソラが友だちのミオをはげます場面です。ソラがミオに言ったことと、自分に言ったことの両方に注目して読もう。」

3考える

「ミオに言った言葉と、自分に言った言葉、何がちがうかな。」2つを並べて見せます。「同じテストで、同じように聞き取れなかったのに、ミオには『だめなわけじゃない』、自分には『だめだ』。ふしぎだよね。でも、これは多くの人に起きることです。それに、ソラには聞こえにくさがあるから、速い音声はなおさら聞き取りにくいよね。聞き取れなかったのは、ソラのせいではありません。」続けて、「ミオにかけたような言葉を、ソラ自身にかけるとしたら?」と問いかけます。

4自分にかける一言

「今日は、これからも使える『自分用のやさしい言葉』を1つ作ります。困ったときに、自分にかけられる言葉です。例から選んでも、自分で作ってもいいよ。」

つまずいたときの声かけ

  • 「自分にやさしくするのは甘え」と言ったとき:自分を甘やかすことではなく、次にがんばるための力を取りもどすことだと伝えます。自分を責めすぎると、かえって次に挑戦しにくくなります。
  • 自分用の言葉が思いつかないとき:「ミオがもう一度落ちこんでいたら、何て言う?」と、友だち向けの言葉から作ります。言葉はあとで変えてもかまいません。
  • 英語の聞き取りが本当につらいと話したとき:テストの受け方の配慮を相談できることを伝えます(下の「セルフアドボカシー教材とのつながり」を参照)。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

英語の聞き取りテストは、席の位置、スピーカーとのきょり、音声の文字化など、受け方の配慮を相談できる場面です。生徒から話が出たら、セルフアドボカシーの時間に、配慮の伝え方の学習へつなげます。

セルフアドボカシーのサイトを開く(別のタブ)

次の回へのつなぎ

「前回は、自分用のやさしい言葉を作りました。この2〜3週間で、その言葉を使えた場面はあったかな。使えなくても大丈夫。今日もう一度思い出そう。」