自分の味方ノート

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1年目2

個別第2回

自分を責める声に気づく

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この回のねらい

聞き取れなかったときなどに、心の中で自分にかけている「責める声」に気づく。同じ場面で友だちにかける言葉とくらべ、自分にだけきびしくなっていることに気づく。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「前回と同じように、今の気持ちを1つか2つ選んで、数字をつけよう。」前回のワークシートがあれば、前回の数字と見くらべます。

2今日の場面

「今日のソラは、班の話し合いの場面です。最後の、ソラが心の中で言っている言葉に注目して読んでみてください。」

3考える

「この言葉、ソラにやさしいかな、きびしいかな。」(答えを待ちます。)「じゃあ、友だちが同じことで落ちこんでいたら、何て言う?」2つの答えが出たら、並べて見せます。「くらべてみると、友だちにはやさしいのに、自分にはきびしくなっていないかな。これは多くの人に起きることで、大人もそうです。こういう心の中の言葉を、このノートでは『責める声』とよびます。」最後にはっきり伝えます。「それから、4人がいっぺんに話したら、だれでも聞き取りにくいよね。聞き取れなかったのは、ソラのせいではありません。どうしてそう言えるのか、次の回でくわしく見ていきます。」

4自分にかける一言

「友だちにかけた言葉を、ソラにかけてあげよう。実はそれ、自分にもかけていい言葉なんだよ。」

つまずいたときの声かけ

  • 「でも、本当に自分が悪い」と言ったとき:否定せず「そう感じるんだね」と受け止めます。そのうえで「4人がいっぺんに話していたね」と、場面の事実を一緒に確かめます(次の回のテーマにつながります)。
  • 友だちにかける言葉が出てこないとき:例を見せて、選ぶ形にしてかまいません。
  • 自分の「責める声」は話したくない様子のとき:ソラの話のまま進めます。自分のことを話すかどうかは、生徒が決めてよいと伝えます。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

この回は、セルフアドボカシー教材とのつながりはありません。

次の回へのつなぎ

「前回は、心の中の『責める声』に気づきました。この2〜3週間で、心の中で自分を責めた場面はあったかな。話したくなければ、話さなくていいよ。」