自分の味方ノート

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1年目1

個別第1回

今の気持ちに名前と数字をつける

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この回は、年度のはじめの自己チェックの時期です。自分とのつきあい方チェックを開く(別のタブ)

この回のねらい

気持ちには「名前」と「強さ」があることを知り、今の自分の気持ちを、言葉1〜2つと0〜100の数字で表せるようにする。あわせて、このノートが「自分の味方になる練習」の場であることを伝える。

15分の進め方とセリフ例

そのまま読み上げても授業になるように書いています。生徒の様子に合わせて言いかえてください。

1今の気持ち

「今日から『自分の味方ノート』を始めます。毎回、最初にやるのが、今の気持ちに名前と数字をつけることです。ここに気持ちの言葉が並んでいるので、今の気持ちに近いものを1つか2つ選んでください。選べたら、その強さを0から100の数字で表します。0は『ほとんどない』、100は『とても強い』。正しい答えはありません。先生もやってみるね。」(先生が先に、自分の気持ちを1つ選んで数字をつけて見せると、生徒が安心して選べます。)

2今日の場面

「今日は、ソラという中学生の話を読みます。ソラは本当にいる人ではありませんが、聞こえにくさがあります。」いっしょに読んだあと、「ソラに何があったのかな」と、出来事だけを短く確かめます。

3考える

「ソラのざわざわに名前をつけるとしたら、どの言葉が合うかな。1つでなくていいよ。『もやもや』のように、はっきりしない気持ちにも名前があります。」名前が決まったら数字もつけます。そのあと、「名前と数字がつくと、ただの『いやな感じ』だったものが、少し分かりやすくならないかな」と問いかけます。最後に「先生が窓のほうを向いて話していたから、聞き取りにくかったんだよね」と、ソラのせいではないことを一言そえます。

4自分にかける一言

「最後に、今日の自分に一言かけます。気持ちに気づけたこと、それだけで今日は十分です。例から選んでも、自分で作ってもいいよ。」

つまずいたときの声かけ

  • 「分からない」「ふつう」と答えたとき:「分からない、も大事な答えだよ」と受け止めます。「ぼんやり」「つかれた」など、どちらとも言えない言葉を示してもよいです。数字だけ先に決めてもかまいません。
  • 数字が決められないとき:「50より上?下?」と2つから選ぶ形にして、少しずつしぼります。
  • ソラの場面から、自分の体験を話し始めたとき:聞いてかまいませんが、くわしく聞き出さず、「ソラの話にもどってもいいよ」と伝えます。

つらい記憶が出てきたとき(全回共通)

自分にやさしくすることを考えると、前にあったつらい出来事(からかわれた、聞き返していやな顔をされた など)を思い出して、気持ちが重くなることがあります。これは失敗ではなく、心が少しずつ開いてきたしるしです。

  • その日の活動は、途中でやめてかまいません。
  • 「思い出したんだね」と受け止めます。出来事をくわしく聞き出す必要はありません。
  • 足の裏を床につけて感じる、手を温める、ゆっくり数を数えるなど、体の感覚に目を向けます。
  • 最後にもう一度気持ちに数字をつけ、少し下がってから終えます。
  • 強いつらさが続くとき、いじめなどの事実が分かったときは、学級担任・養護教諭・スクールカウンセラーにつなぎます。
  • 「消えたい」「いなくなりたい」など命にかかわる言葉や、自分を傷つける様子があったときは、その日のうちに管理職・養護教諭・スクールカウンセラーと共有し、学校の手順に従います。1人でかかえません。

くわしくは「はじめての先生へ」

セルフアドボカシー教材とのつながり

この回は、セルフアドボカシー教材とのつながりはありません。

次の回へのつなぎ

「前回は、気持ちに名前と数字をつけました。今日も最初にやってみよう。前回とくらべて、数字は上がったかな、下がったかな。」